製品コンセプト

AELLAは、モーターサイクルパーツに優れた機能のみならず、所有することへの喜びを追求しています。高い精度や品質を確保するために高精度な切削機械を導入していますが、最後にたどり着くのは人の感性です。なぜならば各パーツはライダーの身体の一部として機能しなければならないからです。

そのためにもAELLAでは素材から加工方法にいたるまで一切妥協せず、常に更なる高みを目指し理想のパーツづくりに挑み続けています。

ライディングステップ

AELLAのライディングステップは、形状や幅、剛性やペダルの操作感など、あらゆる面で高い性能を追及しています。アルミ総削り出しの存在感と細部にこだわった造形美はマシンを所有する喜びをより一層深いものとしてくれるでしょう。機能面においては、各ポジションを調整できる機構はライダーにとってベストなポジションを与えてくれ、切削仕上げのステップバーは雨天時にも滑りにくく高いホールド感を実現しています。さらにチェンジペダル・ブレーキペダル先端のラバーについてもタッチにこだわり、自社で開発しています。

AELLAにとっては、可動部に高性能ベアリングを使用をすることによる無駄な動きとガタの排除、レバー比の最適化については言うまでもありません。

可変ハンドル

従来のハンドルとはまったく違う概念で生まれたのが可変ハンドルです。他にはないグリップバー基部に高精度の可変機構を備え、これにより様々なポジションを設定する事が可能になりました。多くの日本人ライダー用に全幅を狭め、絞り角も選ぶことができます。また必要ならばオプションで高さも選択することもできます。アルミ削り出しの肉抜き加工により剛性の最適化と軽量化を図りつつ、その存在感を堪能して頂けます。

アルミハンドル・テーパーハンドル

輸入車は体格の大きなライダーを基準としているため、日本人にとっては理想のポジションとは大きく異なります。AELLAのハンドルは垂れ角を抑え、ハンドルバー自身体を高く手前に引いて幅を狭めることにより、日本人にとってより快適なライディングポジションを実現しています。加えて純正のハンドルより厚みを上げ剛性の向上を図ることで、振動の軽減により疲労軽減にも役立ちます。勿論、各種専用設計となっているため無加工での取付が可能です。

内圧コントロールバルブ

装着することでクランクケース内圧を適正な状態に保ち、過度なエンジンブレーキを緩和します。AELLA内圧コントロールバルブは車種ごとに設計を行い、実走行で何度も何度もテストを繰り返し、シャシダイナモでのテストも行いながら完成されます。低速時のローギアのフィーリングを向上させ、コーナー進入時の後輪ロックや立ち上がりの不意な加速をなくしスムーズな走りを実現します。
クランクケース内圧を適正に保つことでライディングに集中でき、エンジンチューニングをしたかのような体感をしていただけます。

クラッチレリーズシリンダー

市街地でストップアンドゴーを繰り返す、ツーリングで一日中走った後など、握力が無くなるなどのクラッチの重さからくる疲労を軽減します。よりライディングに集中する事を可能とするのがクラッチレリーズシリンダーです。ピストンを自己潤滑性に最も優れたカシマコート（硬質潤滑アルマイト）にすることにより摺動性が上がり飛躍的に操作性が向上しています。また、最適なクリアランス確保のためにピストンシールでさえも削りだすほどのこだわりです。他にないそのデザインはワンポイントとしての役目も果たしてくれます。

ナビステー

視認性、操作性、そしてバイクに取り付けた際のデザインを考え、AELLAのナビステーはハンドルブラッケトへの共締めタイプを基本とし、車種ごとの専用設計を行っています。その結果、装着した際の視認性は確保され、また、車両のデザインを損なうことなく取り付けることができます。取り付けが容易であること、ハンドルブラケットに取り付けることでハンドル操作に影響を与えないことからも、高く評価を得ています。

チタン削り出しパーツ

motoGPやF1、航空機などにも使用されている信頼性の高いチタン合金「Ti-6AL-4V」を使用。鋼の約６割も軽く特殊鋼に匹敵する強さとステンレスを超える耐腐食性を持つチタン合金です。超軽量、高強度、高温で振動に強く、伸びにくい特性を持っています。ブレーキキャリパー取付ボルトに最適で、直角度にこだわって削りだされたボルトは、ブレーキング時のリアルなタッチ感を実現します。エンジンまわりのナットについては、適正なトルク管理により振動の低減にも効果を発揮します。
ワッシャは、セルフアライメント機構をもつ機能ワッシャを開発しています。平行度と内径の最適化により取付剛性の向上と振動の軽減にも役立ちます。高精度な削り出し加工により軽さと強さの絶妙なバランスを生み出しています。

スライダー

転倒時の衝撃を拡散してダメージを最小限に抑えるスライダー。例えばＤＵＣＡＴＩ用のエンジンマウントシャフトを交換するタイプでは、シャフトをクロモリ鋼にすることで、機能を向上させながら転倒時における十分な強度を確保しています。スライダーのベースをアルミとしスライダーヘッドに摩耗係数の低いジュラコンを採用することで、万が一の転倒時による車体へのダメージを軽減させます。
AELLAスライダーは車体デザインを損なうことなく、またポイントとなる赤いリングを入れるデザインで差別化を図っています。