Vibra Tech

Vibra Tech

Brandブランド概要

起点: 「手がしびれて乗りづらい。自分なりにバーエンドを工夫して少しは収まったが改善には至れていない。AELLAで何かいいものが作れないだろうか?」これがビブラテックのスタートだった。製品発売より約半年ほど前の話だった。
以前より製品化をしていたエンジンマウントワッシャー、エンジンヘッド用ワッシャーの素材や加工技術を使えないものか、製造技術担当が様々な素材と形状との組み合わせを検証。
その中で、チタン合金を使用した時にだけ明らかに違う結果、つまり人が不快に感じる振動が確かに減少していることを発見した。エンジンスタート~アイドリングでもわかるのだが、走り出すとさらにはっきりと感じることができる。
この事実を基にさらに切削の仕方や大きさなどを研究し、一定の効果を最小サイズで得られる「ハンドルバーエンド制振ワッシャー」を考案した。
コンセプト: “ビブラテック”は振動を抑制/コントロールすることで、不快感と感じる部分を抑えることができる。エンジンマウントにおいてはフレームに伝わるエンジンの微振動を抑制することで振動のみならず、エンジンも滑らかに回る。
アイドリング時と走行時でももちろん大きく異なるが、計測ポイント、さらには停車時の角度や路面状態でも計測できる振動の波形に違いが出るため、正しく可視化することが重要であり、そこには揺るぎない事実が記載される。

ビブラテックは「これが普通だろう」そう思っていた常識/諦めを覆し、オートバイ本来の性能を人が気持ちよくコントロールできることに主眼をおいている。ライディングの楽しさをより深く知るためにも、集中力の向上、安全性の向上が何より重要だとビブラテックは改めて教えてくれる。
発売~現在まで: 2018/11ごろより、本格的に販売を開始。 当初は内径も1択で外径も小さく、装着時にグリップとの段差ができてしまうことなどの点を改善、さらに内径に樹脂アダプターを装着することで内径6/8/10/12ミリと複数に対応し、汎用性が広がったワッシャーで販売を2019/2より開始。1か月に数セット程度だったものが最大で70セット以上の販売となる月も出るほどとなった。しかしそのほとんどがDUCATIやBMWといったメーカーに限られており、いよいよ国産車にも対応すべく開発を進めている。
なお、ハンドルバーエンド制振ワッシャーのみならず、エンジンからフレームに伝わる振動をコントロールするエンジンマウントワッシャーも開発。対応車種を拡大するべく急ピッチで検証を進めている。
ラインナップ: ハンドルバーエンド制振ワッシャー、エンジンマウントワッシャーを軸とした製品を、今後は国産車にも対応するサイズ/形状を製作し、拡充を図る予定。
特筆点: チタン合金は世の中には安価なものから高価なものまで同じ材質をうたっていても多様に存在する。一般的に高価なものはスペック値と同等の値を示すが、安価なものはその数値に達する前にダメになり、最悪破断する場合もあるため、オートバイパーツでは特に注意が必要。高価ではあるが、AELLAでは全て国産のチタン合金を使用している。
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